静岡の竹細工の特徴である丸竹ひごと、とても貴重な煤竹で作った手のひらサイズの飾り虫篭です。
煤竹とは、古いかやぶき屋根の古民家の屋根裏や天井から取れる竹で、１００年から２００年という長い年月をかけて囲炉裏の煙で燻されて、飴色に変化した竹です。
磨く前は、煤が付着しており真っ黒ですが、煤を落として磨くと素晴らしい飴色が現れます。
着色では出せない独特な味のある飴色です。
貴重な竹ですので、古民家解体時に譲っていただいた物を少しずつ大事に使用しています。
０． ９ｍｍの丸竹ひごを使い、戸口なども精工な作りになっています。
小さな作品ほど、様々な作業が難しくなり、集中力が必要となります。
台は木製で、カシュウー塗りに駿河蒔絵を施した豪華な作りとなっています。
玄関、和室、リビングなどにさりげなく飾れるとすごく良いと思います。

サイズ
縦　　　　５０ｍｍ
横　　　１０２ｍｍ
高さ　　　７５ｍｍ　　（木の台を含む）

虫篭　　天然オイル仕上げ
台　　　カシュー塗り
ひも　　化繊