静岡の竹細工の特徴である丸竹ひごを使って製作したミニ虫篭です。
四隅と天井部分は、熱した直径２５ｍｍ程のコテを使って、手曲げします。
型を使って曲げるのではなく、感覚で曲げていきます。
サイズが小さくなるほど、曲げの精度が重要になってくるのですが、竹によっても硬さや、曲がり具合が微妙に違うので、とても難しい作業です。
天井部分のひごは、１本１本曲がりが違うので、調整しながら組んでいきます。
これも、非常に手間のかかる作業の一つです。
竹かご本体は、黒で塗装してから、使い込んであるように手を加えてみました。
加減が、難しかったです。
かごと台は、両側にある根竹で作った、止釘を抜くと外す事が出来ます。
無骨な印象ですが、繊細さも感じられて、カッコイイと思います。
※竹製の虫は、備品です。

サイズ
縦　　　　　６０ｍｍ
横　　　　　８５ｍｍ
高さ　　　１００ｍｍ
（木の台を含む）

ラッカー塗装仕上げ