静岡の竹細工の特徴であるまる竹ひごを使用した持ち手のついた一輪挿しです。
太さ１．１ｍｍのひごを１０４本使用しており、台輪・中輪・上ブチに合計３１２個の穴を一列に開けることができないため、２列に５２個ずつ穴を開けて、竹ひごが段違いになっています。
底部分には、幅９ｍｍの扇骨を使ったアジロ編みをはめ込んであります。
持ち手には、アクセントになるように籐を巻きました。
全体をセピア色に着色し、クリアーのウレタン塗装を施し、落ち着いた雰囲気に仕上げています。
細やかな作業が多く、とても手がかかり繊細な作品です。

※画像１枚目の花台は、付きません。

サイズ
本体　　　縦　　　 １３０ｍｍ
　　　　　横　　　 １３０ｍｍ
　　　　　高さ　　　２４０ｍｍ

筒　　　　径　　　　 ４０ｍｍ
　　　　　高さ　　　　９５ｍｍ